イタリアにおけるオペラの歴史

オペラはイタリアで生まれた文学・舞踊・演劇的・美術要素を兼ね備えた総合芸術です。登場人物が歌い手となり、台詞がそのまま歌詞となってストーリーが展開していくのが特徴で、神話や歴史を題材としたオペラ・セリア(正歌劇)、俗世間の喜劇を描いたオペラ・ブッファなどのジャンルがあります。

 

オペラの歴史

16世紀ルネサンス期のフィレンツェで生まれ、17世紀にローマ、ヴェネツィア、ナポリなど諸都市に伝播し、洗練されていきました。もともと貴族の宮廷で演じられるだけだったのですが、イタリアのみならずヨーロッパ各地にオペラハウスが作られるようになり、大衆に親しまれる音楽になりました。

 

ナポリのオペラハウス

ナポリのオペラハウス

 

18世紀の古典派時代にはナポリ楽派のオペラが誕生。19世紀ロマン派時代には、「ベルカント・オペラ」と称されるロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティなどの名作家が輩出され、また「ベリズモ・オペラ」と呼ばれるスタイルが成立しました。19世紀後半になると、「イタリア民謡」と称されるカンツォーネ(Canzone) が作られるようになりました。