イタリアの経済

イタリアは、南部では農業・海運業、北部では農業・工業がさかんという経済的特徴を持つ国です。戦後「奇跡の経済」と呼ばれる目覚ましい経済発展を遂げ、今や6000万人(世界23位)の人口を擁する、GDP世界8位(2018年)という世界有数の経済国となりました。

イタリアは戦後、北部を中心に工業化が急速に進み、農業国からの転換を行いました。50年代から60年代にかけて、「奇跡の経済」と呼ばれる経済成長を遂げ、今ではEU加盟国ではドイツやフランスに次ぐ経済規模を有しています。農業脱農業依存の傾向があるものの、まだまだ農業はさかんに行なわれています。とくに地中海式農業が広く営まれており、夏には高温乾燥に強いオリーブ、ブドウ、オレンジといった果樹栽培、雨が多くな...

現在イタリアでは、ユーロ(単位:EUR)が正式な通貨として採用されています。ユーロは、EU加盟国のほとんどが採用しているヨーロッパの共通通貨であり、イタリアでは2002年にそれまで使われていたイタリア・リラからの移行が行なわれました。イタリアのユーロ硬貨の種類0.01EUR(カステル・デル・モンテ)0.02EUR(モーレ・アントネッリアーナ)0.05EUR(ローマのコロッセオ)0.10EUR(ボッ...

イタリアの主な発電方法は火力発電および水力発電です。エネルギー資源は、天然ガス、石炭、石炭で、その供給は8割輸入、自給が2割程度となっています。発電量の半分以上は天然ガスによるものです。発電方法水力発電水力発電は水の落水や流水を利用し、羽根車などで動力に変換する発電方法です。イタリアは国土の8割が山岳地帯で、河川、滝といった水力資源(谷)が豊富にあるため、水力発電所が充実しています。1960年代ま...

イタリアはヨーロッパの中でも税負担が大きいことで知られますが、その分、医療制度を中心とした福祉が充実している国でもあります。一方で、高齢化の進行と経済の低迷もあり、税負担と福祉が釣り合っていないという不満が高まっているのも実情です。付加価値税イタリアで日常的に支払う税といえば付加価値税です。日本の消費税にあたるもので、なにか買い物をすると必ず払わなければならない税金です。2019年8月現在、付加価...

古今通じて、イタリアという地域の発展と貿易は密接に関係しています。そこでこの記事では、イタリアにおける貿易の歴史、現在の主な貿易品目・貿易相手国、日本との貿易関係などなど、イタリアの貿易事情について簡単にまとめています。貿易品目フェラーリ、ランボルギーニといった名ブランドを擁する世界有数の自動車生産国です。輸出車の売上額は莫大なもので、自動車産業だけで国内総生産の8.5%を占めています。また近年装...

イタリアは農地に向いた平地が決して多いとはいえませんが、丘陵地や山岳地も農地として有効利用されており、農用地の割合は45%にも及びます。ヨーロッパでは農業生産額がフランス、ドイツに次ぐ第三位で、EU全体の13%と、データで見てもイタリアは農業が非常にさかんな国であることがわかりますイタリア南部の農業イタリアで最も規模で大きい農業といえば、イタリア南部や諸島部で行なわれている地中海式農業でしょう。地...

イタリアは世界有数の観光大国です。世界観光機関によれば、2015年イタリアの国際観光客到着数は5,825万3,000人で、フランス、スペインに次ぐ世界5位の規模となっています。イタリアになぜこれだけ多くの観光客が訪れるのか…その理由や、この国の観光業の歴史を紹介します。イタリアが観光地として人気な理由イタリアには、古代ローマ時代や中世ルネサンス時代の、貴重な歴史的建築物や美術品が多く保全されており...

イタリアは伝統的に農業国でしたが、第二次世界大戦後に工業が急速に発展し、工業国に生まれ変わりました。ここでは「鉄の三角地帯」と呼ばれるイタリアの有名な工業地域や重要産業を紹介しています。イタリアの工業地帯ジェノヴァやローマの他、北イタリアのミラノ、トリノ、ジェノバを結ぶ「鉄の三角地帯」は有数の工業地帯として知られます。ミラノミラノはイタリア最大の商工業都市として知られます。イタリアの大企業のほとん...

イタリア人による発明品を紹介しています。気圧計気圧計は大気の圧力を測定する装置です。イタリアの数学者で天文学者のガスパロ・ベルティが発明しました。気圧は天候の変化に大きく関係しているので、気象観測には欠かせないものになっています。ファクシミリファクシミリは画像や文字情報を電話回線で遠隔地に転送する機器です。1843年、イギリスのアレクサンダー・ベインがファクシミリの原型を発明しましたが、重大な欠陥...

「第三のイタリア(英:Third Italy)」とは、第一のイタリア=北部の工業都市、第二のイタリア=南部の農業都市と対比される、ヴェネツィア、フィレンツェ、ボローニャといったルネサンス期以来の伝統工業が発達した諸都市(エミリア=ロマーニャ州周辺都市)のことです。第三のイタリアの特徴「第三のイタリア」では、工場で生産されるような大量生産品ではなく、職人の手作りによる、デザイン性に優れた質の高い製品...