イタリア経済の特徴【国を支える主要産業は?】

イタリアは戦後、北部を中心に工業化が急速に進み、農業国からの転換を行いました。50年代から60年代にかけて、「奇跡の経済」と呼ばれる経済成長を遂げ、今ではEU加盟国ではドイツやフランスに次ぐ経済規模を有しています。

 

イタリアの主要産業

 

農業

脱農業依存の傾向があるものの、まだまだ農業はさかんに行なわれています。とくに地中海式農業が広く営まれており、夏には高温乾燥に強いオリーブ、ブドウ、オレンジといった果樹栽培、雨が多くなる冬には平地で小麦栽培や家畜栽培が行なわれます。また大陸性気候よりの北部では、酪農や水田稲作もさかんに行なわれています。

 

機械製造業

イタリアは自動車、航空機、家電製品等の機械製造業もさかんです。特に自動車産業が突出しており、フェラーリやランボルギーニを始めとして、有名な自動車メーカーにはイタリアブランドが目立ちます。イタリア経済に占める自動車産業の割合は国内総勢産の1割近いといわれています。

 

映画産業

イタリアはヨーロッパ有数の映画生産国です。フェデリコ・フェリーニやミケランジェロ・アントニオーニといった名監督を輩出し、数々の名作や話題作を世に送り出しています。水の都・ヴェネツィアでは毎年、カンヌ、ベルリン国際映画祭に並ぶ三大国際映画祭の1つ、ヴェネツィア国際映画祭が開催されます。

 

観光業

イタリアは観光業もさかんです。世界観光機関調べでは2015年イタリアの国際観光客到着数は世界5位と、ヨーロッパではフランス、スペインに次ぎます。イタリアにおける観光客の多さは、イタリア映画に限らず、イタリアを舞台にした作品が世界中で上映されていることも産業の盛り上がりを後押ししているといわれています。