イタリアの貿易業の特徴【日本への輸出品は?】

古今通じて、イタリアという地域の発展と貿易は密接に関係しています。そこでこの記事では、イタリアにおける貿易の歴史、現在の主な貿易品目・貿易相手国、日本との貿易関係などなど、イタリアの貿易事情について簡単にまとめています。

 

 

貿易品目

フェラーリ、ランボルギーニといった名ブランドを擁する世界有数の自動車生産国です。輸出車の売上額は莫大なもので、自動車産業だけで国内総生産の8.5%を占めています。また近年装飾産業もさかんで、グッチ、ブルガリなどの製品を世界各国に輸出しています。

 

  • 主要輸出品目:オリーブ、ワイン、自動車、医薬品、装飾品
  • 主要輸入品目:エネルギー資源全般(天然ガス、石炭、石油)、木材、医薬品

 

貿易相手国

イタリアの貿易相手国のほとんどはEU加盟国ですが、近年は中国、ロシア、南アメリカ、トルコなどへの輸出も増えています。

 

  • 輸出相手国:アメリカ、イギリス、ドイツ、スペイン、フランス
  • 輸入相手国:アメリカ、イギリス、オランダ、スペイン、ドイツ、フランス

 

主要貿易都市

アンコーナ/アルバタクス/アウグスタ/バーリ/ブリンディジ/カリャリ/カターニア/チヴィタヴェッキア/ジェノヴァ/ジョイア・タウロ/ラ・スペツィア/リヴォルノ/メッシーナ/ミラッツォ/ナポリ/オルビア/パレルモ/ピサ/ポルト・トッレス/ラヴェンナ/サレルノ/サヴォーナ/ターラント/トリエステ/ヴェネツィア

 

日本との貿易関係

イタリアから日本へは、ワイン、オリーブオイルといった食料品のほか、靴、アクセサリー、衣料品といたファッション製品などが多く輸出され、日本からイタリアへは、自動車、オートバイ、コンピューターなどの機械製品が多く輸出されています。

 

貿易の歴史

イタリアの貿易史は古代ローマ時代までさかのぼります。ローマが発展し、人口が増え、都市化していくと、より多くの食料を確保するために、海上貿易でアフリカやアジアから食料を輸入していました。

 

ローマ帝国崩壊後も、ヴェネツィア共和国ジェノヴァ共和国フィレンツェ共和国アマルフィ公国ピサ共和国など、都市国家が海上貿易で栄え、地中海で幅を利かせていました。とくに東方貿易(中近東およびアジアとの貿易のこと)で輸入されてくる香辛料は、イタリア諸都市に大きな利益をもたらしました。

 

しかし繁栄も永遠には続かず、15世紀になり、オスマン帝国の台頭、大西洋ルートの開拓などがあったことで、イタリア諸都市は地中海貿易の優位性を失い、衰退していきました。