テヴェレ川

テヴェレ川のデータ
テヴェレ川
延長 405 km
流域面積 17,374.996 km2
水源 アペニン山脈フマイオーロ山
河口・合流先 ティレニア海
流域の州

・エミリア=ロマーニャ州
・アペニン山脈
・トスカーナ州
・ウンブリア州
・ラツィオ州

支流

 

テヴェレ川(Tevere)は、イタリア中部を流れる川です。古代ローマ時代は、「澄んでない川」の意で「ティベリス川(Tiberis)」と呼ばれていました。古代ローマの男性名に多い「ティベリウス」という名は、この川の名前に由来しています。

 

水系

アペニン山脈中部フマイオーロ山(標高1407m)付近の湖を水源に持ちます。トスカーナ州、ウンブリア州を流れ、ラツィオ州に入り、最後はオスティアの自然河口とフィウミチーノの人工河口からティレニア海に注ぎます。河口にはデルタ(三角州)が形成。

 

経済

テヴェレ川は、長さではポー川、アディジェ川に次いで国内3番目、流域面積ではポー川に次いで国内2番目という規模です。上流は水力発電として利用され、中流は灌漑用水として利用されています。100km上流まで航行が可能なので、ローマ時代から貿易と商業における重要河川でした。この川を通して西地中海における様々な物資が、イタリアに輸入されていたのです。

 

歴史

テヴェレ川は、ローマ市内を流れる川として有名で、ヨーロッパ文明の揺籃ともいえる古代ローマは、紀元前8世紀頃、この川のほとりに成立※しました。ローマはテヴェレ川に沿って勢力を拡大していき、最終的に地中海世界全域を支配する大帝国にまで成長したのです。

 

※ローマの建国神話では、ローマの建国者ロムルスは、双子の弟レムスと共にこの川に流されたとされています。

 

またローマ市内のテヴェレ川の中州には、ティベリーナ島(全長270m、最大幅67m)があり、古代ローマ時代にはすでに橋がかけられ、市内移動の重要な交差点として機能していました。ローマ帝国崩壊後も利用され、中世に建設された病院や教会は現在も残されています。