イタリアの政治

イタリアの憲法や国家元首、行政区分、司法や軍事などなど、この国の政治制度を理解する為に役立つ情報をまとめています。

イタリア共和国では現在、イタリア共和国憲法(Costituzione della Repubblica Italiana)を軸とした共和制が敷かれています。もともとの政治体制は王制でしたが、第二次世界大戦後に行なわれた国民投票で廃止が決定され、国民を主権者とした政治の在り方に変わったのです。国家元首イタリアの国家元首は大統領で、議会の両議院議員と各州代表各3名の総計1000人による間接選挙制で選出...

イタリアの地域区分(行政区画)は州(レジョーネ:regione)-県(プロヴィンチャ:provincia)-基礎自治体(コムーネ:comune)という階層構造になっています。以下それぞれの区画の数や特徴について解説していきます。州(レジョーネ:regione) 数:20州 (regione)は、日本でいえば「地方」にあたるイタリアで一番大きな行政区画で、この国は全20の州で構成されています。また州...

戦後の1946年に行なわれた国民投票で王制を廃し、共和制に移行したイタリア。50年代から60年代にかけ「奇跡的」と称される経済成長を遂げるも、その道のりは順風満帆とはいえませんでした。共産主義勢力と反共勢力の対立、政治犯によるテロ活動、マフィアの台頭など、政治的にずっと混乱状態にあったためです。90年代に、政治家の汚職やマフィアの摘発など大規模な政界再編が行なわれ、第二共和政に移行したことで、よう...

イタリア共和国憲法(伊:Costituzione della Repubblica Italiana)は、イタリア共和国の憲法典です。キリスト教民主党、社会党、共産党を中心とする制憲議会により作成され、1947年12月27日に公布、1948年1月1日に施行されました。憲法の構成1章基本原則(第1〜12条)2章市民の権利および義務(第13〜54条)3章共和国の機構(第55条〜第139条)憲法の特色フ...

イタリア軍の紋章イタリア軍(イタリア語:Forze armate,略称FF.AA.)は、イタリア共和国の国防を担う軍事組織です。陸軍・海軍・空軍と、警察軍(カラビニエリ)の四軍で構成されており、国防省の管轄に置かれています。軍事支出2018年の軍事支出は27,808百万ドルで世界11位、ヨーロッパではドイツに次ぐ5位となっています。徴兵制もともと徴兵制でしたが2004年に廃止され、現在は職業軍人の...

大統領旗イタリア共和国は、共和国大統領(伊:Presidente della Repubblic)を国家元首とする大統領制の国です。もともとは君主制国家で、サヴォイア国王を国家元首としていましたが、戦後の国民投票で君主制の廃止が決定され、大統領を国家元首とする共和制に移行しました。大統領の権限・首相との違い大統領は、首相任命権や議会解散権を有すため、行政権限を発動することは可能ですが、基本的には政...

閣僚理事会の旗イタリアの国家元首は大統領ですが、大統領の役割は象徴・儀礼的なものに留まり、実質的に国の政治を統括するのは首相(正式名称:閣僚評議会議長Presidente del Consiglio dei Ministri)の役割になります。首相の選出首相は大統領の指名と議会の承認により選出され、イタリア共和国憲法第92条から第96条の規定のもと、行政権を行使します。首相の権限マニフェストの作成...

イタリアには国民の司法参加制度である参審制度(日本でいう栽培員制度)があります。ここでは参審制度の特徴や歴史について簡単に解説したいと思います。参審制度の特徴各自治体が作成した候補者名簿から裁判員が選出され、任期は三ヶ月。一定の重大犯罪が対象となっており、参審員6人と裁判官2名が評議に参加します。(日本より裁判官の数は1人少ない)参審員は有罪・無罪および量刑について判断します。参審制度の歴史国民が...