イタリアの政治制度の特徴【共和制】

イタリア共和国では現在、イタリア共和国憲法(Costituzione della Repubblica Italiana)を軸とした共和制が敷かれています。もともとの政治体制は王制でしたが、第二次世界大戦後に行なわれた国民投票で廃止が決定され、国民を主権者とした政治の在り方に変わったのです。

 

イタリアの政治制度の特徴

 

国家元首

イタリアの国家元首は大統領で、議会の両議院議員と各州代表各3名の総計1000人による間接選挙制で選出されます。大統領の職務は基本的に象徴・儀礼的なものに限定されますが、首相任命権や議会解散権を持っているため、行政権限を発動することは可能です。

 

行政府

イタリアの行政は議院内閣制をとっており、首相(正式名称は閣僚評議会議長)を長とする内閣の管轄です。首相は大統領の指名と議会の承認により選出され、議会は上院(共和国元老院)と下院(代議員)で構成される両院制になっています。

 

地方自治

イタリアの行政区画は州-県-コムーネという階層構造に分かれており、それぞれに置かれた首長(コムーネには市長)、評議会(コムーネには市議会)が政治を執り行っています。また州には通常州と特別自治州があり、シチリア州やサルデーニャ州といった特別自治州には、一定の立法権が認められるなど通常州よりも強い自治が行なわれています。

 

政治史年表

1848年5月8日 のちにイタリア議会となる元老院の設置
1861年3月14日 イタリア王国成立
1922年10月22日 ファシスト政権成立
1926年 「イタリア共産党」の解散
1945年5月8日 「南チロル人民党」の設立
1946年6月2日 王政廃止、共和政移行
1948年1月1日 イタリア共和国憲法施行
1969年 極左テロ組織「赤い旅団」設立
1989年6月15日 極右政党「同盟(Lega)」設立
1990年 チェルノブイリ原発事故を受け、原子力発電所の完全閉鎖
1992年2月17日 「タンジェントポリ(伊:Tangentopoli)」と呼ばれるイタリア政界の構造汚職を受け、検察による捜査が開始
1994年1月18日 「キリスト教民主党」の解散
1996年4月 国政選挙で「オリーブの木」が勝利
2002年12月6日 中道政党「中道連合」設立
2007年 中道左派政党「民主党」の設立
2009年 中道右派政党「自由の人民」設立
2010年 中道政党「イタリアのための未来と自由」設立
2018年3月4日 無所属政党「五つ星運動」設立